2020東京オリンピック、オセアニアオリンピック委員会の福岡県におけるキャンプ地招致が昨年12月に決まったことは既報の通りですが、その事前調査を兼ねた柔道のプレキャンプが昨日より柳川市で行われています。
今回はナウル共和国柔道チームのオヴィニ・ウエラ選手(30歳、リオオリンピック二回戦進出)とキップ・カイエルア選手(20歳、2017年ミニパシフィック選手権優勝)が来日し、実際の事前キャンプへ向けて2週間のプレキャンプを行います。
オヴィニ選手はナウル航空勤務の元客室乗務員で、4歳の娘さんをお持ちです。元々はウェイトリフティング競技を行っていましたが6年前から柔道に転向。ナウルに5人しかいなかった柔道人口を増やすべく努力を重ねられ、今では50人が柔道に勤しんでいらっしゃいます。この地域のとてもフレンドリーな人柄が気に入っていると仰っていただけました。
ナウル共和国はオセアニアの小さな島国で人口1万1千人、面積21キロ平米、島を一周するのに歩けば4時間車で走れば20分。どんなに迷子になっても島には1本しか道路がないことを笑いながらPRされていたお二人、これから2週間きつい減量を乗り越えて頑張って欲しいものです。