グラウンドゴルフ初体験!

私が大会会長を務める「聡寿杯(そうじゅはい)争奪グラウンド・ゴルフ大会」、記念すべき第一回大会が約300人の参加者をお迎えし開催されました。
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市のグラウンドゴルフ協会や老人クラブの協力を頂き、企画から運営まで本当にスムースに進める事ができました。

栄えある第一回優勝は、男子の部が坂田さん、女子の部が河野さんでした。おめでとうございます!表彰前に行ったホールインワン大会も大盛り上がりでした。
それにしても、じいちゃん・ばあちゃんパワーは凄い!今日は真夏を感じるようなカンカン照りだったのですが、バテる事も無く一人のリタイヤも出さずに無事終了。
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私も初めてプレイしましたが練習を積まれた先輩方には遠く及ばない成績。でも、冗談を言いながら一打一打ワイワイ盛り上がるのは、本当に楽しいですね。よく歩くし。心と体の健康、両方にとっても効くスポーツだと思いました。

2月議会にて私が質問した「スポーツによる広域地域振興について」を受けて、早速「筑後田園都市計画評議会」においてスポーツを活用した筑後地域振興の為の研究会が立ち上がることになりました。それを紹介した5月21日の西日本新聞の記事です:
20140521西日本新聞記事
(クリックすると拡大します)
今後具体的な県の施策に繋がっていく事になります。
私自身、グラウンド・ゴルフ大会やゴルフコンペ等のスポーツイベントを主催させて頂いておりますが、スポーツを通じ年代・世代・地域を越えた絆作りは地域活性化の礎となるものです。是非、奮ってご参加頂ければと存じます。

信無くんば立たずの意味

先日は「みやま市政治学級 みやまいいまち会」が主催されるまちづくり懇談会にお招き頂き講演をして参りました。
その中でも紹介した「『信無くんば立たず』の誤解」について改めて、ここに記しておきたいと思います。

「信無くんば立たず」は孔子の説いた言葉で、論語に収められています。孔子の弟子である子貢に「政」を説明する言葉ですので、政治関係の話題でよく使われます。小泉純一郎元総理の座右の銘でもあります。最近ではこんなニュースもありました:

首相、小泉元首相と日本料理店の会合で同席 「脱原発の話せず」(産経ニュース 2013.12.17) 
小泉氏は会合後、記者団に「脱原発の話をしたのか」と問われ、「いや、原発の話はしなかった」と否定。「安倍首相には一番大事なのは国民の信だ。『信なくば立たず』と言った。安倍首相も国民の信が一番大事だと言っていた」と明らかにした。

この文脈を見れば明らかなように、「信無くんば立たず」とは「社会は政治への信頼なくして成り立つものではない」という意味で大辞泉という辞書に解説してあります。この言葉、逆説的に信頼を失った政治家に進退を迫るような場合にもよく使われていますね。

しかし先日、致知という月刊誌を読んでいたら、安岡定子さんのコラム「子供に語り継ぎたい『論語』の言葉」に目から鱗が落ちる解説がありました。

まず「信無くんば立たず」はこのような子貢とのやり取りから始まります

子貢、政(まつりごと)を問う。子日わく、食を足し、兵を足し、民之(これ)を信にす。

子貢が政治で大事なことは何か聞いた。孔子は、「経済を豊にし、軍備を充実させ、道義心のある民を育てること」と答えた。

「民之を信にす」、つまり「民」を「信にする」とは「道義心のある民を育てること」と解説してあるんですね。信を「国民の信用」としていない訳です。
そして後半、いよいよ「信無くんば立たず」が出てきます

子貢日わく、必ず已(や)むを得ずして去らば、斯(こ)の三者に於て何れをか先にせん。日わく、兵を去らん。日わく、必ず已むを得ずして去らば、斯の二者に於て何れをか先にせん。日わく、食を去らん。古(いにしえ)自(よ)り皆死有り、民信無くんば立たず。

子貢が尋ねた。「三つのうちどれか一つ捨てなければならないとしたらどれを先にしますか」。孔子が言われた。「兵を捨てよう」。子貢がさらに尋ねた。「二つのうちどちらか捨てなければならないとしたらどうしますか」。孔子が言われた。「食を捨てよう。昔から食の有無にかかわらず人は皆死ぬものだ。国は人で成り立っている。善き人物さえ残れば国は発展していく」

お馴染みの「民信無くんば立たず」が、ここでは「国は人で成り立っている。善き人物さえ残れば国は発展していく」と解説されています。

私が思っていた一般的な意味とは全く違う解釈になります。「信」をなぜこのように訳したのか、このコラムではこれ以上の詳しい説明はありません。そこで、様々なサイトを通じて意味を確認したところ、引用文として「信無くんば立たず」を使っているサイトでは、その殆どが「信」を「国民の政治(家)に対する信用」と解釈してありました。

一方で、論語解説を行っているサイトでは、選挙どころか民主政治体制が存在しない論語の時代背景を考慮して「信」は「信義の心」あるいは「信義の徳」というニュアンスで解釈されているものが多く散見されます。すると顔淵第十二にある「民之を信にす」とは「民衆に信義の徳をもたせる」つまり「教育を行う」、「民信無くんば立たず」は「(教育を行わず)民衆が信義の徳を持たなければ、国は成り立たない」と解釈する方がしっくりとします。

その上で、「信義の心」「信義の徳」を国民がもてば、その国民からの信頼を得る政治は自ずと正しい道を歩んでいるでしょう。逆に、教育が行われていない状態で、「国民の信」ばかりを政治が気にすればポピュリズムに走らざるを得なくなるという点で、孔子の考えと矛盾するのではと感じます。

もちろん論語の素晴らしさは、その時々の時代背景に併せた解釈により色あせることのないリーダー論である事ですが、私は論語顔淵第十二は「政の要諦は、外交、経済、教育。特に大事なものは教育だ」と理解したいと思います。

そう思って読んで見ると、最初に紹介したニュース記事にある小泉元総理と安倍総理のやり取りがもの凄く意味深に見えてきませんか?

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「神宿る島」沖ノ島

自民党県議団にて結成された「『神宿る島』沖ノ島を考える会」の視察に参加しました。

初日は宗像市谷井市長、宗像大社高向宮司等をお迎えして宗像・沖ノ島と関連遺産群の世界遺産登録へ向けての活動や沖ノ島を始めとする宗像大社に関する概要説明が行われました。
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そして今日、宗像大社を構成する3宮である、辺津宮、大島にある中津宮、沖ノ島にある沖津宮を視察し参拝することが出来ました。
大島へ渡った際は船着き場に可愛い子供達の出迎えも
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中津宮参拝の後は元大島村教育長である梶原實様より大島地区のコミュニティ運営や、大島で取り組まれた小中連携教育についてのお話しを伺いました。
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島に暮らす子供達は中学校を卒業すると、つまり「15の春」になると島外で親元を離れ自立することが半ば強制的に求められるという特殊性、それに対応するための教育をどう築くのか等興味深いものでした。私の地元みやま市においても小学校合併や小中連携の施策が行われている中、参考になるべき所は是非取り入れて欲しいものです。

その後、約1時間をかけて「海の正倉院」とも呼ばれる沖ノ島へ。通常、波の高さが2mを超えると渡航中止となるらしいですが本日は晴天でベタ凪。念の為服用した酔い止めが活躍することもなく沖ノ島が見えてきました
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段々と近づくその全景は神々しいの一言。
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近づく者を拒否するかのような断崖絶壁。こちらも背筋が伸びます。
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沖ノ島手前にある天狗岩と御門柱は沖津宮における鳥居のようなものらしいです。昔はこの間を舟が通って沖ノ島に出入りしていたそうですが、岩場が危険な為外側を回るそうです。上の写真の右の岩(御門柱)の右端を拡大すると実は釣り人がいるのが分かりますかね?ここら辺は絶好の磯釣りのポイントらしいです。

沖ノ島は「お言わず様」とも呼ばれ、「沖ノ島で見たり聞いたりしたものは、一切口外してはならない」との言い伝えがありますので沖ノ島上陸から先はブログにて詳細はお伝えできませんが、「一木一草一石たりとも持ち出してはならない」との禁忌の下、1600年もの間遺跡がほとんど手付かずの状態を保ってきたのは世界遺産として十分価値あるものだと思います。
一方で、世界遺産として登録されたとしても、「沖ノ島で見たり聞いたりしたものは、一切口外してはならない」「一木一草一石たりとも持ち出してはならない」「女人禁制」「上陸前の禊」等の禁忌とどう折り合いを付けるのか宗像大社を始めとする地元の皆さんとよく考える必要があるでしょう。

3宮の訪問によりもの凄いパワーを頂戴し、明日からの活動に弾みが付きました。特に沖ノ島は次いつ訪れる事が出来るか分からないほど上陸が困難な場所。関係各位のご配慮により大変貴重な経験をさせて頂いたと感謝しています。宗像市、宗像大社はじめとするご支援頂いた皆様本当に有り難うございました。

[参考]映像番組 沖ノ島 ~ 古代の祈りを今に伝える神の島(click!)

スポーツ関連施策の進捗

昨日は母校山門高校の同窓会総会でした。
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毎年40歳を迎えた学年が担当学年として、同窓会総会を運営するルールです。今年は平成4年卒の皆さんが担当。記念講演は競艇選手として生涯賞金22億円以上を稼ぎ、大事故から奇跡の復活を果たして「不死鳥」の異名を持つ、植木通彦氏でした。
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懇親会を経て、最後は担当学年出席者全員が壇上に並び御礼の言葉。全国津々浦々から130人位の平成4年卒業生が集まっていたでしょうか?今日、この日の感動を忘れず、同窓生の絆を今後とも温めて頂きたいものです。

さて、筑後地域の広域振興を目指すために、県と筑後地域市町で構成される「筑後田園都市推進評議会」というのがあります。
今年も5月20日に総会が開催されるのですが、その際次期プロジェクトとして筑後地域においてスポーツを活用した地域振興を検討する研究会設置が進められる方向となりました。
2月議会で私が質問した「スポーツによる広域地域振興」が2020年東京オリンピック、2016年のソフトバンクファームの筑後誘致&筑後広域公園内競技用プール整備などのスポーツイベントの流れに上手く乗り、具体的な施策になりつつあります。

先日は2020ターゲットエイジ育成・強化プロジェクトの重点強化種目として、国より「アーチェリー競技」が指定されました。
これは2020年のオリンピック東京大会へ出場し活躍できるアスリートの育成を図る事を目的に、1種目の重点強化種目を設定し、普及強化へ向けて海外から優秀なコーチや専任コーディネーターを招聘し活用するもので、地域スポーツ活性化事業として位置付けられています。分かり易く言えば、「アーチェリーで金メダルを目指す」という事です。自分自身アーチェリー競技のルールもろくに知りませんが、日本人金メダリストが誕生するような競技になると思えばちょっと勉強しておきたいですね。

これから矢継ぎ早にスポーツ関連施策が出てくると思うとワクワクしますね。

爽やかなGW終盤、日頃なまった身体を動かしてみては如何でしょうか?