私が所属する総務企画地域振興常任委員会で、8月17−18日に管内視察をしてまいりましたので備忘録代わりに書き留めます。
○ 福岡自治研修センター(まなびのやど福岡)
大野城市にある福岡自治研修センターは、福岡県と県内市町村の職員研修を目的に昭和63年2月に大野城市に建設されました。老朽化が進み、また時代の変化にも対応するために、今までの職員研修だけを目的とする施設では無く、広く県民に学びの場を提供し、学習活動及び交流の促進に寄与するため、2023年4月に民間企業や団体も研修やスポーツ合宿に利用できる「まなびのやど福岡」としてリニューアルオープンしました。
大野城市選出の井上順吾県議が地域の声を聞きながら、行政に働きかけ実現した事業です。
今回の視察では指定管理者であるOMグループから、施設運営のご説明と、施設内の見学をさせていただきましたが、早速地元高校生の国際交流合宿などで新たな賑わいを見せていました。また、リニューアルして一般開放されたレストラン「四王寺の森」は手頃な価格と健康に配慮したメニュー、そしてお味も好評とのことで、ランチなどは人手が足りないほどだそうです。一泊、大人2700円、子供1350円と安価なためスポーツ合宿などで夏休み期間はスポーツ団体からの申込みが殺到してるそうです。
○ さとづくり48プロジェクト「日の里団地 さとのひワンダーベース概要」
宗像市にある日の里団地は旧日本住宅公団(UR都市機構)によって約50年前に完成し、最盛期には約20000人が暮らす九州最大級の共同住宅でした。建物の老朽化と住民の高齢化、空き家空き地の増加が進み、住宅団地の再生事業として西部ガス(株)と東邦レオ(株)が共同で運営しているのが「さとづくり48プロジェクト」です。
ご多忙な中、西部ガスまちづくりソリューショングループ馬場さまと、日の里エリアの活性化を継続して支援していらっしゃる宗像市議の吉田さんにご説明を頂きました。有難うございます。
○ 北九州市エコタウンセンター「次世代エネルギーパーク」
北九州市若松区響灘地区にある北九州市エコタウンセンターを視察しました。この地区は風力発電、太陽光発電、バイオマスなどエネルギー供給の総合ショールームとして、地域の成長を支えると共に環境・エネルギー問題を解決する拠点です。
その中でもランドマークとして有名だった10機の地上風力発電機は、設置から約20年を経て、今年から撤去作業が始まっています。
今回は、地上風力発電に代わり、今後進められる洋上風力発電事業のロードマップ、産業集積、風車市場、拠点港化への広がりなどをご説明頂きました。
以上、駆け足になりましたがレポートです。今回の視察を今後の県政振興にしっかりと繋げてまいります。