筑後広域公園内にある九州芸文館にて「筑後の彫刻家展」が開催されています。
芸文館では過去も絵画や陶芸にスポットを当てて、筑後に縁のある芸術家の作品を集めた特別展を行いましたが彫刻をテーマにするの初めてだそうです。
そもそも、彫刻自体が大きく、重い作品であることが多い為、展覧会をするのが困難だそうで、今回のように作者50名、計150点もの彫刻作品のみを一堂に集めた特別展は珍しいそうです。
芸文館の鶴館長曰く「画家や写真家を目指す人は増えているが、彫刻家を目指す人はどんどん減っている。作品が展示し易い・運び易い・保管し易いことは芸術で飯を食う為に重要な要素。彫刻作品はその逆で、展示に場所を取り、運ぶのが大変で、大きさのみならず素材的に保管が難しい。しかしだからといって彫刻や造形を目指す人が減るというのは日本のモノ作りが弱くなるという事。このような展覧会を通じて子供達に彫刻・造形の素晴らしさを感じ、興味を持つ人が増えて欲しい」との事でした。
芸術には不調法な自分ですが、彫刻に関しては、作品の醸し出す迫力や圧倒的な存在感に「気圧されてる!」と感じる事が出来ます。
筑後の彫刻家展は9月24日迄開催されています。ちょっと早いですが芸術の秋を感じに足を運ばれては如何でしょうか。
http://www.kyushu-geibun.jp/main/3270.html