【みやま市消防団夜間訓練激励】

【みやま市消防団夜間訓練激励】
昨晩はみやま市消防団の夜間訓練の激励に行って参りました。
年明けに行われる出初め式で小隊訓練とポンプ車操法の披露をする為、11月から週三回のペースで山川東部第1・2・3分団と飯江分団の皆さんはお仕事が終わられた後、寒風吹きすさぶ中クリスマスの三連休もなんのその夜間訓練に励んでいらっしゃいます。
新潟県での大火災が起こったばかりですが、みやま市でも今週大きな火災があり、地域住民の生命財産を一番間近で守っている消防団に注目が集まっています。日々の訓練に余念がない団員と指導者の皆さんに頭が下がります。
山川南部第1・2分団の皆さんも激励に駆けつけるなど、みやま市の消防団は本当に結束力も強く、地元住民として本当に誇らしく思います。来週は年末特別警戒も行われますが、体調に留意して活動されることを心から願います。

 

【平成28年12月議会終了、日々勉強】

【平成28年12月議会終了、日々勉強】
約3週間の会期を経て、本日12月定例議会が閉会しました。
「安全・安心、防災対応の強化」「地方創生の推進」「子育て支援、福祉の充実」を柱とした諸施策の実施のために342億5百万円余の補正予算など34件の議案が審議され、可決されました。また国に提出する意見書を3件採択、特に添付写真にある「鳥獣被害防止対策の充実を求める意見書」は県議会においても何度も議論がされており、県南地域の農業者にとっても大きな課題で私自身の初めての一般質問のテーマでした。
県単独の努力だけでは乗り越えられない部分もあります。この意見書によって福岡県の窮状を酌み取ってもらい、国の施策が更に前進し充実する事を願います。

今回は議案付託された総務企画地域振興委員会と県土整備委員会の二つの委員会がそれぞれ紛糾するという異例の事態となりました。
私が委員長を務める総務企画地域振興委員会では、前回11月29日に「知事の危機管理」を議題に開会した委員会において、重要な質問(知事のスケジュール)に対して虚偽と疑われるような、誤った答弁を行っていたことが事後に発覚。執行部と議会の信頼関係を大きく損なったとして、知事に出席を求め、誤った答弁に対する陳謝、議会と執行部の信頼回復及び知事の危機管理について万全を尽くしていく旨の決意表明がされました。
結論だけ書くとあっという間ですが、そこに辿り着くまで委員長として議会内の調整がこんなに大変とは。。初めての経験でしたが、先輩方のご指導と同僚のサポートのお陰でなんとか乗り切ることが出来ました。本当に有り難うございました。

【筑後広域公園プールいよいよオープン】

【筑後広域公園プールいよいよオープン】
12月1日に県営筑後広域公園のプール施設がいよいよオープンします。はそれに先駆け11月27日(日)に竣工式とオープニングセレモニー、そして一般無料開放が行われました。
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筑後地域で唯一の日本水泳連盟公認の屋外50mプールと屋内施設には温水の25mプール・子供プール・幼児プール・ジャグジーを備え、トレーニングルームとフィットネスルームを完備しています。
私が子供の頃は瀬高町営プールという50m公認プールがあり、各種県大会や九州大会が開催され、この地域の競泳のレベルは大変高かったと聞いております。リオオリンピックで柳川出身の坂井聖人選手が銀メダルを取りましたが、筑後広域公園プールも地域の水泳熱を高め競技人口を増やすきっかけとなり、健康増進は勿論、多くの活躍選手を輩出できればと期待します。
特に屋外50mプールは約1400席の観客席があり、九州大会などは十分開催が可能となりました。ハイレベルな競技に間近で触れるのは地域全体のレベル向上に寄与できる事でしょう。
更に25m温水プールにはスロープがついており、若い方だけでなく足腰に不安を抱える高齢者の方や障がいのお持ちの方にも優しい設計となっています。
私が常日頃口にする「スポーツを核とした広域地域振興」へ向けて大きな一歩が踏み出せました。
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オープニングセレモニーにはオリンピック北京大会とロンドン大会に背泳と自由形で出場し、現在はJOCオリンピック・ムーブメント・アンバサダーとして全国を飛び回る伊藤華英先生が登場。
地元本郷小学校、下庄小学校の子供達にオリンピック精神や自身のオリンピック出場の体験談などを熱く語って下さいました。
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その後の泳ぎ初めは、伊藤先生と子供達、そして今年の日本身体障がい者水泳選手権大会、背泳・視覚障害の部で日本新記録を出して優勝した地元本郷出身の浅山賢一さんをはじめとする水泳を愛する障がい者で結成された福岡クローバーシャークSCの皆さんが飾ってくれました。
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私の夢は、このプールに2020年東京オリンピック・パラリンピックのキャンプを誘致したい!子供達に夢を!そして2020年東京大会の熱気を是非県南の皆様とこの地で共に味わいたいんです!その為には地元自治体はじめ多くの皆さんのご理解ご協力が不可欠です。筑後広域公園プール施設の完成が、その機運を醸成することを心から願っております。
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【福岡県産海苔の名称が「福岡有明のり」に!】

【福岡県産海苔の名称が「福岡有明のり」に!】
本日は今シーズンの海苔の初入札でした。福岡県の有明海沖で養殖される海苔は2006年に「福岡のり」と名付けられブランド力を高める努力がされてきました、どうしても「有明海産」のイメージと結びつかず。全国3位の売上高を誇るにも関わらず「福岡のり」というブランドの認知度は20%程度に低迷をしていました。
今年2月の定例議会にて我が自民党会派の代表質問にて、そろそろネーミングの見直しをしてブランド力向上のテコ入れをすべきとの提案を行い、福岡有明海漁連のご意向も踏まえながら、「有明海産」をもっとイメージできるよう「福岡有明のり」という新名称が今日発表されました。
福岡県産の海苔は昨年・一昨年と2年連続で豊作で、漁連の皆さんも3年連続に大きな期待を寄せていらっしゃいました。何枚か試食をさせて頂きましたが、味はもちろん、色づき、口溶けともにいつも以上に美味しく感じました。入札会場にはもちろんご飯はありませんが、「これで塩むすびを食べたい!」と心の中で思ってしまいました。
新生「福岡有明のり」をどうぞ宜しくお願いします!

 

【総務企画地域振興委員会管内視察 福津市、宗像市、糸島市、九州大学伊都キャンパス】

【総務企画地域振興委員会管内視察 福津市、宗像市、糸島市、九州大学伊都キャンパス】
私が委員長を務める総務企画地域振興委員会で11月7-8日にかけて管内視察を行いました。
備忘録代わりに纏めておきます。

○ 福津市役所「津屋崎千軒を核とした移住・交流ビジネス化事業について」
福津市は平成17年に福間町と津屋崎町が合併して出来た市です。県議会の大先輩でもある小山達生市長にご多忙な中ご出席を賜りました。小山市長によると福津市のピーク時の人口は約57000人だったのが平成22年に約55000人まで減少。しかしそれから底を打ち平成28年10月末では61500人(住民基本台帳ベース)に増加しているとの事。
そんな中、福津市への移住サポートやUIターン支援、起業支援、古民家再生など幅広い事業を行っている津屋崎ブランチの山口覚代表にその取り組みをご説明頂きました。
前提として、人口減少の対応はソフト事業が重要。空き家問題については、大学卒業して都会に就職家を購入し永住という、田舎から都会への片道の人口流動に問題が有る。また増加人口は新築物件に入居したがる。空き家では魅力が無いのでリノベーションが必要。
その上で移住者支援は関東の30代夫婦+1〜4歳の子供を持つ世代にターゲットを絞り込み進められ、平成22年から27年の5年間で旧津屋崎町では905人の住民増となったそうです。
個人的に特に興味深かったのは、空き家再生において貸し主の金銭負担が足かせになっているため、負担ゼロの事業スキームを多く産み出されていることです。家賃前払い方式とか自主改修方式、物語銀行(自己資金が足りなければ地域で出資して2〜3年で返済するスキーム)、仏壇のあるところは法事の時だけ利用可能にする等々、なるほどそれなら借り手と貸し手がWin-Winになれるというアイディアに唸りました。
しかし、貸し手と借り主の信頼関係がないとどんな立派なスキームでも上手く行かない。津屋崎ブランチは間に入って仲を取り持つ。そうすると大体2年位経つと信頼関係が出来るそうです。
もう一度じっくり、私の地元の人達を交えてお話しを伺いたいくらい興味深かったです。
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○ 宗像市役所「全国豊かな海づくり大会を活用した地域振興について」
神宿る島宗像・沖ノ島と関連遺産群のユネスコ世界分会遺産登録を控えている宗像市ですが、来年の「全国豊かな海づくり大会」の開催地にもなっており、その準備が本格化しております。全国豊かな海づくり大会とは、水産資源の保護・管理や海・河川の環境保全の大切さを広く国民に伝え、漁業振興・発展を図ることを目的として例年天皇皇后両陛下ご臨席のもと開催される国民的行事です。特に岡県は日本海・太平洋・有明海に面し、筑後川や矢部川など豊かな河川を持っており、県内各地と連携し県民一丸となった大会を目指しています。
宗像市においてはこの機会を活用し、特に全国トップクラスの漁獲量を誇るも知名度が今一歩の鐘崎天然とらふぐなど県内随一の水産業のPRや、宗像市が毎年行っている「宗像国際環境100人会議」との連携を通じ漁業の振興と発展、海や河川の環境保全、世界文化遺産登録活動のPR、市民参加型の大会を目指します。
谷井市長がご多忙の中お顔を見せていただき、冒頭ご挨拶を賜りました。有り難うございます。
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○ 糸島市役所「九州大学との連携したまちづくりについて」
糸島市の月形市長は私が初当選当時の県議会3期生。「議会とはなんぞや?」からはじまり、本当に公私にわたりご指導を頂いた先輩です。今回の視察にあたり最後までご参加を頂き大変有り難うございました。
月形市長曰く「百年の大計をもって九州大学が伊都キャンパスに移転してくる。糸島市も百年の大計をもって胸を張れるまちづくりをしなくてはならない」、その命を受けて奮闘中の市地域振興課さんからご説明を頂きました。九大は平成30年に移転完了予定。面積275ha、約1万8000人規模の学生と教職員が移転対象です。糸島市は「九大を生かした地域づくりプロジェクト」を重点プロジェクトの一つとして、九州大学学術研究都市をつくる事を大目標にヒト、モノ、カネ、コト、情報を糸島市に呼び込むイメージで既に年間100件を超える連携・交流事業を実施しています。
糸島在住・出身の九大職員と糸島市職員の交流団体を設立したり、九大の少人数セミナーにおいて糸島市消防本部が実技訓練等を担当して九大生を郷土・地域を守る地域防災の担い手になることを期待したり、九大生(留学生含む)に体験プログラムを通じて国内外に糸島市の魅力をSNSで発信してもらったり、幅広い取り組みを行っています。
また九大の知的資源を活用する為に、九大の研究者から市民向けの公開講座を実施。糸島市内の地域課題や行政課題の解決、地域資源の掘り起こしを目的として実施する研究に対しては最大100万円の助成金を創設。また、個人的に一番気に入ったのは、小中学生の学習意欲を向上させたり将来の夢の実現の為に実施している、中学生が夏休みに九大伊都キャンパスで学ぶ「伊都塾」、小学生が土曜授業で九大生から学ぶ「九大寺子屋」です。これにより大学生への憧れが高まり、勉強に対する動機付けがされるとの事。羨ましい限りです。
まだまだ課題は有りますが「市民と大学」「大学と市民」をつなぐべく、「まち」と「九大」をつなぐ空間の創出に今後は力を入れていくとのご説明でした。
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○ 九州大学伊都キャンパス「共進化社会システム創成拠点について」
九州大学伊都キャンパスを訪問し、共進化社会システム創成拠点のプロジェクトリーダーである是久洋一先生からお話しを伺いました。
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文科省では平成25年に「革新的イノベーション創出プログラム(COI STREAM)」において10年後の社会のニーズを検討し、そこから導き出される社会の姿、暮らしのありかたをビジョンとして設定しました。そのビジョンを基に科学技術推進機構の支援を得て、国内に多くの拠点を設け基礎研究から実用化を目指して、産学連携の研究開発が行われています。
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九州大学ではICTによる新しい街づくりを目指し、これからの都市が抱える問題を現実世界からのビッグデータを収集し、都市OS上の仮想都市モデルで都市交通の最適化、エネルギーの最適化、市民サービスの最適化をシミュレーションし、実世界へフィードバックさせるという、ここまでちゃんと読んで理解して頂ける方がいらっしゃるか分かりませんが(苦笑)そういう研究が行われています。
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是久先生は民間(パナソニック)出身で、最終的にここで行われた研究の結果を社会実装することを最終目的にされているそうです。
お話しの中でエネルギー分野地域連携の事例として私の地元みやま市のスマートエネルギーの取り組みが紹介されました、それももの凄く高い評価を頂いて!地元に住んでいるとイマイチピンとこないのですが、10年後のよりよい社会を目指す中でみやま市も一役買っていると実感すると嬉しいですね。
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