新エネルギーと海苔の視察

いよいよ来週から2月の予算議会が始まります。今週は議員総会や予算勉強会が目白押しで、いよいよ始まるなぁという雰囲気。議会棟も活気づいています。

先週は私が所属している総務・企画地域振興常任委員会の管内視察で、嘉麻市・苅田町・田川市・北九州市などを訪問しました。
所管するエネルギー政策室で取り扱う、県内における再生エネルギー・新エネルギーの取組などを中心に視察しました。
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写真左上:嘉麻市。再生可能エネルギー固定買取価格制度が始まってすぐに運用開始されたメガソーラー発電所
写真右上:世界記憶遺産に昨年指定された、山本作兵衛コレクションが保管される田川市石炭記念館。人創り、街創りに山本作兵衛さんの作品を活用しようと奮闘される田川市長らのお話しを伺いました
写真左下:北九州次世代エネルギーパーク。風力発電等の自然エネルギー、バイオマス発電、石油備蓄基地などを備える北九州エネルギーパーク。エネルギーの企業間連携(地産地消)の考え方は北九州の特性を上手く活用されています。
写真右下:嘉麻市やみやま市にてメガソーラー発電所を運営する、日本の太陽光発電ビジネスの先端モデルを構築する芝浦ホールディングス新地会長のご講演。「メガソーラーの事なら私より詳しい人間は日本にいない」と豪語されるだけの豊富な知識と独創的なアイディア、流石でした。

石炭から太陽光、バイオマスまで、エネルギーと一口にいっても多種多様ですが、それぞれ一長一短あります。どういうベストミックスで電力の安全安心安定を図りながら、日本の国力を維持するかは大変重要な課題です。県政の場でも継続して議論していきます。

また昨日は小川知事が有明海の海苔漁場視察に同行しました。
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西田有明漁連会長によると海苔の品質・出来高も上々ですが、単価が例年より悪いのが心配だそうです。
海苔摘みを視察させて頂いた漁家は親子だそうです。有明漁連では三分の一程度の漁家で後継者がしっかり育っているらしく、頼もしい限りです。
小川知事も予想以上にオートメーション化されている海苔摘みの様子に感嘆の声を上げていらっしゃいました。
小川知事は昨年の九州北部豪雨災害以降、色々な形で現地の復旧復興の様子を直接確かめて頂いております。報告だけに目を通すより、直接視察して頂ければ、現地の状況は勿論ですが、付随して産業の実態や住民の空気感に対して理解を深めて頂いたり、マスコミの取材によって広報して頂けたりとプラスαのメリットが多く、有り難いことです。

最後に、前回のブログで告知していた清水山ロードレース、無事完走しました!
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左がスタート地点、私の向かって左側の黒いウエアの女性が名古屋国際女子マラソン優勝や世界陸上出場の輝かしい履歴をもつ藤永佳子さんです。今回のゲストランナーでした。
右がゴール直前。
初めて経験する清水山を登り降りする9.7キロ、高低差200m以上のロードレース、登りは本当に地獄でした。逆に下りは天国(笑)。そして翌日は普段のジョギングでは経験しないような物凄い筋肉痛、そしてやっぱり襲ってきた膝痛(苦笑)。色々ありましたが沿道の皆さんの応援のお陰で本当に楽しく走らせて頂きました。また多くのボランティアの方、寒い中交通整理など有り難うございます。
今回第40回大会ですが、この大会がみやまの名物レースとして益々盛り上がるよう私も今後ともしっかり走らせて貰いますよ!

地方分権議論の現状&明日は清水山ロードレース

私が副委員長を務める広域行政推進調査特別委員会は2月7-8日に高知県と岡山県を視察して参りました。
地方分権の流れの一つで、国の出先機関を地方へ移管する受け皿としてまず関西広域連合が立ち上がりました。我が九州においても九州地方知事会と各県議会が足並みを揃え地方分権の動きを進めているところです。今回は国内で広域連合を設立する動きのある四国地方・中国地方をそれぞれ訪問し、知事会や議会の動き政権交代を受けて今後の進め方を調査する事が目的です。
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民主党政権では出先機関改革が地方分権議論の前面に押し出されていましたが、先の衆議院選挙で「道州制」を公約に掲げた自民党が政権を奪還したため、今までの流れもかなり影響を受ける可能性があります。

実際高知県、岡山県においても国の出方を見ながらどう仕切り直すか様子見の部分も多くご説明頂いた職員の方の歯切れも今一つでした。例えば本年秋に四国4県で設立予定の四国広域連合は「見直しもあり得る」という事を徳島県知事が公言しており、情報収集始め種々ご苦労が絶えないようです。

九州地方知事会においては、国の出先機関改革については以前の自民党政権下の地方分権改革推進委員会にて審議されたものであり、道州制に向けてのステップとして議論を前に進めるよう要請しています。このような大きな議論は総論賛成各論反対になりがちですが、九州は地政学的にも道州制に適した地域ですので、知事会・議会が協力して議論を前進させて行きたいと思いました。ついつい熱く語ってしまうのは高知龍馬空港の坂本龍馬像に触発された部分も大いにあるかもしれません。
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さて、明日は「清水山ロードレース」。第40回の記念大会、私も参加予定です。
昨年は5キロの部に参加しましたが、9.7キロの部の折り返し地点でお手伝いをされていた商工会青年部の方から「県議を探したけどみつからんやった」とお叱りを受けましたので今回は9.7キロの部に挑戦です。
普段のジョギングは10キロ走ってますので距離的には全然大丈夫なのですが、なんせ清水山を登るロードレース。膝や腰が故障せず、ちゃんと走れるか心配です。

明日はこのTシャツで出走予定。
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これはライオンズクラブの皆様が昨年水害を受けた本郷校区の運動会用に贈呈された「がんばろう本郷」Tシャツです。復興の想いも重ねて私も「がんばろう」!
沿道の皆さん、温かい声援期待しております!

第39回清水山ロードレースに参加しました

昨日、第39回清水山ロードレースに参加しました。
冬の筑後地方には珍しく雲一つ無い晴天、風も無く、絶好のレース日和でした。
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毎年2月上旬に行われるこのレース。昨年も出場させて頂いたのですが、その頃とは公私ともに環境ががらっと変わってしまいました。当時は色々と漠然とした不満や不安が社会に対してありましたが、それでもなんとなく日常は続いていくのだろうという想いでした。

ところが3月11日の東日本大震災により「なんとなく続く日常」というものが幻想だと思い知らされ、自らの立場も変わった。そんな感慨を覚えながらレース出場にあたり「折角走るなら、なにかメッセージを伝えたい!」との思いからTシャツに「頑張れ日本!みやまから元気を!」と書き込んだのでした。
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そのお陰でしょうか、沿道やボランティアの皆さんから本当に暖かいご声援を頂きました。Tシャツのメッセージを見つけて「がんばれ〜ニッポン〜!」と声をかけてくれる方の多かったこと。

そう言われるとついつい応えてしまいたくなるお調子者。猫ひろしさんばりに手を振り返して「一緒にがんばりましょう!」と声をかけてました。走りながら大声を出すと結構疲れるのですが、終わってみればタイム的には去年とほとんど同じでゴール出来ました。手元の時計では5キロを約21分。
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目標の20分切りには全然届きませんでしたが、「頑張れ日本」のおかげでしょうか、沿道の皆さんやボランティアの皆さんと一体となって本当に気持ちよく走らせて頂きました。沿道の応援の皆様、多くのボランティアの皆さん、主催者の皆さん心から感謝致します。来年は40回の記念大会ですが、次は9.7キロに挑戦するつもりです。

タイムや順位を度外視して、走る事はやっぱり楽しいし素晴らしい。一緒にみやまの美しい田園風景を楽しみませんか?参加賞もみやま特産品が山盛りですし、閉会式ではお楽しみ抽選会も行われます、ご興味有る方、是非来年は一緒に走りましょう!

清水山ロードレース大会参戦記

山門高校(一人)第二陸上部として2月13日(日)の清水山ロードレース5キロの部に出場してきましたのでそのレポートを。

受付会場はみやま市瀬高体育センター。IMG_0362
中では63卒の松尾君を発見!
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清水山ロードレースは大人のレース。なぜなら男は40歳以上でないと出場資格が無い(笑)第二陸上部として参加するにはちょうどお手頃なレースと思っていたんです。しかし!頂いたパンフレットを見ると5キロの歴代優勝者は軒並み20分切るレベル!早い年は17分台!60歳代でも優勝者は20分を切るタイムで走ってある。さらに出場者名簿には「所属 ○×走ろう会」とかが並んでいる。これはいかんぞ!正直1キロ5分ペースでも結構きついと思う自分はひょっとしてとんでもない場違いな参加者なのか?無茶苦茶緊張感が高まります。

受付を済ましてスタート・ゴール地点のタカ食品前へ移動。天気は大荒れが予想されていましたが奇跡の晴れ間が!
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公約通り想い出の61Tシャツを着用してポーズです。

緊張の父を応援するために我が息子と娘も登場
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出走前に参加者名簿に3年2組だった桒原君の名前を発見!9.7キロの部に出場するとの事。目標タイムを聞くと「40分切り!」だって!!やばいガチンコのランナーがここにも居た。更に緊張が高まります。

そんなこんなでスタート時間が迫る
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ヨ~~~~~~イ
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スタート!!!

足取り快調!とりあえず嫁さんと子供の前では良い格好したいので張り切って走る。瀬高薬局の角を曲がって清水山方面に向かう当りでちらっと時計に目をやると1キロ3分15秒ペース。いかんいかん、これは明らかにオーバーペース。ちょっとスローダウン。

するとあっという間に10人程に抜かれる。ひえー、さすがみんな本気ばい。心なしか心臓が苦しくなってきた、更に足も力が抜けるような感覚。ちょっと緊張が走る。

その後8組善子ちゃんの家の前を走る。ひょっとしたら善子ちゃんが応援に来てるかもと気を取り直して颯爽と走っている風に取り繕う。きょろきょろ探してみるが善子ちゃんの姿は無し。格好付けた分どっと疲れが出てくる。うわー、完走できるとかいな、俺?!更に5人ほど抜かれる。

もう2キロ程走った気になっていたけど、まだまだ折り返し地点の高速道路下までは距離がある。「あーあ、なんでレースとか出ろうとおもったんやろ」とちょっと後悔の念が。

すると沿道のおばちゃんが自分の着ている61Tシャツに描かれた山門高校の校章を発見したのか

「あら、山門高校ばい!」

と声を掛けてくれた。一気にラブではなく元気注入された感じ。シャキーンとなって

「61年卒です!!」

と答えると「がんばらんね~!」と応援を頂く。やる気充填!もう二度と追いつくことが無いだろうと思ってた前のランナーの背中が何故か近づいてきた。

そうそう、この感覚。ホノルルマラソンでも感じたけど、もうすっからかんになってきつくてしょうがない筈なんだけど沿道の人の声援、拍手、暖かいまなざしがガソリンとなって自分の体を前へ前へと押しやる。これがレースの醍醐味なんだよね。順位とかタイムとか関係ない。「あー俺、みんなに走らせて貰ってる」という多幸感。そして、これは大きな勘違いかも知れないけど、沿道に立つ人たちに必死になりながらも走る自分の姿は「ひょっとしたら元気を与えているかもしれない?」というナチュラルハイ。

額からの汗に混じって、寒さと向かい風のせいだろうけど目からも汗が出てきやがった。ついでに鼻水も。「うぉーーーー!」と叫びたい衝動に駆られるが交通整理のお巡りさんにそのまま連行されるのも困るので声援を送る人に軽く右手を挙げる事で感謝の気持ちを表すことにする。

ゴール近くでは5組良介君の家の前を通過。「まさか良介は応援とかせんよね」と思いながらもかすかな期待を持って目をやると、本人は居なかったがお母さんが居た!「良介のお母さん!」(今思えばこの呼び方はちょっと変だな)と手を振ると「あら!がんばって!」と声援を貰う。よっしゃーラストスパート!!

もう心臓バクバクでちゃんと走れているかどうかも分からないけどとにかく足を動かす。早く、早く、ゴールへ。

ゴール地点最後の直線。脇には沢山の応援が。ホノルルマラソンのカピオラニ公園の光景がフラッシュバックしてゴールへなだれ込む。順番札を渡す係の人から18と書いてる札を受け取り、その後ろの係の人が片手を挙げているのでハイタッチしようとしたらちょっと変な顔をされた。ここはカピオラニ公園のノリじゃダメなんだな。ちょっと寂しい。

その後ゴール受付で順番札に名前を書いて、嫁さんを探すと息子が駆け寄ってきた
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おー!息子よ!!
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ガシッ!熱い抱擁。
でも完走した直後に20kg超の大型犬がじゃれつくのは結構きつい。顔も若干ゆがんでいる。

ここでストップウォッチを止めていないことに気付く。慌ててストップボタンを押して時計を見ると22分10秒。多分21分台で5キロ走り切れたのかな?25分切りが目標だった自分にとっては信じられないタイム。これも沿道の人、一緒に走った人たちから頂いたガソリンのお陰。

おっと、そろそろもう一人の山門高校第二陸上部桒原君が9.7キロ走って帰ってくる頃。ゴール地点でカメラを構えて待っていると

来た来た来た来た!
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9.7キロも走って来たのにこの人余裕ですよ!この笑顔!しかもお子さんの部活の応援団が来ているらしく、黄色い声援が凄い!
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正真正銘、歓喜のハイタッチ責め。羨ましい!

桒原君は9.7キロの部なんと5位。凄い!

聞くと、彼はトライアスロンなんかにも出ていたらしくみやま市走ろう会の所属、さすがやね。

最後に二人で記念写真
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見て下さい、二人のこの年甲斐も無く一点の曇りも無い清々しい笑顔。自分で見ても笑っちゃう。これがスポーツの力です。

40歳を過ぎると徐々に体力も衰えてくるけど、だからといって何もしないのはもったいない。その年齢年齢で出来るスポーツはきっとあるはず。なんか最近調子悪いな~、楽しいことないなぁ、気分が盛り上がらないなぁ~、とお嘆きの貴方!山門高校第二陸上部はそんな貴方をお待ちしています。来年の2月、清水山ロードレース、一緒に汗と涙と鼻水垂らしながら走りませんか?

桒原君「来年は9.7キロの部ば一緒に走ろい!」
自分「いやー、坂道は膝とか痛めそうやしぃ~。俺は5キロくらいが向いてると思うっちゃんねぇ~」