参議院議員選挙の争点は「成長」です

本日は地元みやま市瀬高町公民館で松山政司外務副大臣の激励集会を開催しました。
土曜日の午前十時からの開催、しかも連日の猛暑という事でどれ位人が集まるか心配しておりましたが開場はほぼ満員で立ち見の方もチラホラ出るような状況でした。
ご多忙な中足を運んで頂いた皆様、本当に有り難うございました。

来賓として藤丸敏衆議院議員、古賀誠前衆議院議員、西原親みやま市長、柗本俊介農政連委員長が公務ご多忙にも関わらず駆けつけて頂き、激励の言葉を頂戴しました。
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松山先生は昨年12月より外務副大臣として国内外を飛び回っておられ、なかなか地元福岡に帰ってくる事が出来ませんでしたが、この県南の主要産業である農業従事者の一大関心事項であるTPPの交渉窓口として国益にかなう交渉結果を得る事ができるよう頑張ることを力強く宣言して頂きました。
3期当選の栄に浴し、国会で飛躍して頂く事を切に願うと同時に、それにはやはり勝ち方が重要になってきます。圧倒的な票数で勝たねばなりません。
自民党優勢の声がマスコミでは踊っています、しかしながら逆に「もうよかろうもん」と無関心になる方が増えるのは残念な事です。

今回の選挙について興味深い考察をされているブログ記事をご紹介します
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長谷川幸洋 ニュースの深層「今回の参院選は与党勝利の「つまらない選挙」ではない 成長をめぐる歴史的選挙だ」
以下、要点を抜粋します

  党首討論で、海江田はそこから一歩踏み込んで「子ども手当や高校授業料無償化を通じて消費を増やす」という考えを披露した。しかも、それが「健全な消費」という認識である。子ども手当も高校授業料無償化も元は税金だ。消費の源泉を税金に求めて、どこが健全なのか。

 税金を子育て世代に配って消費させるという政策は、所得の再配分にほかならない。

 つまり、民主党は「所得再配分が成長を促す」という考え方である。世界標準の経済政策は「まず成長を目指して、次に所得を再配分する」と考える。まったく因果関係、優先順位が逆なのだ。所得再配分が成長を促すのだとしたら、政府の役割はひたすら高所得者や儲かっている企業から税金を徴収して、若年者や低所得者に配ればいいという話になってしまう。

民主党政権で官房長官、経済産業相を経験した枝野が「成長は幻想だ」という認識なのである。簡単にいえば「もう低成長だからパイは増えない。夢は捨てよ。コストやリスクの分担を考えよう」という主張だ。控えめに言っても、枝野はパイをどう増やすかに熱心でない。

これに対して、アベノミクスはデフレ脱却を目指して金融と財政のマクロ政策を総動員し、その後、中長期の安定成長を目指して規制改革を進めるという政策である。改革の進展具合に不十分さはあるが、もちろん景気回復も成長もあきらめてはいない。

 肝心要の経済成長について、自民党は言葉だけでも「全力を尽くす」姿勢なのに対して、民主党は「まず分配政策。成長幻想から覚めよ」と言っている。両党の考え方がこれだけ違ってしまうと、いまの段階では、とてもまともな議論にならない。根本が違うからだ。

民主党敗北がきっかけになって「成長こそが肝心」という認識が広まれば、政治の重要課題は少なくとも1つが「成長をどう実現するのか、なのだ」という点がはっきりする。そうなれば、成長政策をめぐる議論が活性化する。ひいては日本の政治全体が活性化するからだ。

まさに正鵠を射る分析です。「もう低成長だからパイは増えない。夢は捨てよ。コストやリスクの分担を考えよう」という前提では人々は現状維持に汲々とすることに精一杯になるでしょう。ちゃんと成長戦略を示して、次の一歩を踏み出す。それなくしてデフレ脱却も日本の再生も有り得ません。
今回の参議院選挙で「成長こそが肝心」との認識を多くの国民が持ち、今後の争点が「成長をどう実現するのか?」という真っ当で前向きな国会運営を心から望むと同時に、私も「現状維持すなわち退歩也」の精神で県政の立場で努力していきます。

7月21日の参議院選挙、「成長こそ肝心」という視点を忘れずに、成長をめぐる歴史的選挙として多くの方に一票を投じて頂きたいと思います。
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