山門高校同窓会総会 小久保裕紀氏講演会

毎年5月3日は我が母校、福岡県立山門高校の同窓会総会です。
この同窓会は40歳になった卒業生達が担当学年として手作りで運営し開催されます。

百周年記念事業で建設された正門、水色のスタッフTシャツに身を纏った担当学年がお出迎え。
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同窓会総会の目玉は記念講演ですが、今年の講師は昨年までソフトバンクホークス等で活躍し引退した小久保裕紀氏でした。
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流石、ホークスの精神的支柱と言われていた小久保さん、講演内容もスポーツの枠を超えて頷けるようなものばかりでした。以下、私にとって印象的だったものを書き留めておきます

○ プロに入るという目標が現実のものに近づいて来た時、モチベーションをアップするように目標を更に具体的に深化させ慢心しない。
○ 主力選手になると負けた時、調子の悪い時にもマスコミから注目を浴びる。その時こそ逃げるな。チームの負けを背負えるのが主力選手。
○ 負けて悔しさが出ないのは準備が足りないから。「くそー!」が思わず出てくるようで無ければ勝利の女神は微笑まない。
○ 森福投手を例に、小さな成功体験の積み重ねが自信に繋がり周囲の信頼を勝ち取る、小さな成功体験を得るための目標設定の大切さ。

当時王貞治監督から薫陶を受けキャプテンシーを身につけた小久保選手ですが、長島茂雄氏の流れをくむ野球選手の話とはまた趣の違う話の内容で、1000人を超える満員の来場者もきっと満足して頂けたと思います。また、印象的だったのは在校生や父兄に同伴された野球少年達が大勢傍聴に訪れていたことです。これからの将来を背負っていく彼らにとって記憶に残る講演になったのではないでしょうか。

小久保選手の後ろに映える「感謝」の文字、これは山門高校書道部の作品だそうです。講演会後の懇親会では書道部の皆さんが登場。見事な書のパフォーマンスを披露して頂きました。
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懇親会終了後、今年度担当学年から次年度担当学年への感動の「同窓会総会実行委員長タスキ」の受け渡し。
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次年度の皆さんもグッと緊張感が高まり、来年の総会への思いがプレッシャーになったのではないかと表情を観ていて思います。仕事や家事で忙しい年頃ではありますが、一生一度の母校への恩返しと思って全身全霊を傾けて欲しいと思います。
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最後に、担当学年の皆さんが壇上に上がり事務局長の黒木雄平君から感謝の言葉を頂きました。

今年度担当学年の平成3年卒業の皆さん1年以上の準備期間、本当にお疲れ様でした。皆様の努力のお陰で、多くの方々が良い同窓会だったと口々に賞賛される素晴らしい会でした。このノウハウをしっかり後輩達に伝え、山門高校同窓会の今後なお一層の繁栄に寄与することを心から願います。