宮城県視察

先日野球の練習をしました。普段からジョギングしてるんで足腰には不安は無いのですが、その気分で思いっきり野球をしたら肩から背中、腰に掛けて強烈な筋肉痛、ついでにぎっくり腰。筋肉痛も度が過ぎると身体が熱を持つみたいで体温も38度近くあがって昨日は全く使い物になりませんでした。選挙戦以降全く病気知らずでしたが、気が張っていたからでしょう。一回体調崩れるとキツイですね。夏の暑さもお盆を過ぎて一息入っている様ですが、みなさん体調管理には十分お気を付け下さい。

さて夏休みの宿題のように、ちょっと遅れ気味に活動報告させて頂きます。
東日本大震災をうけて今年福岡県では地域防災計画が見直されますが、実際の現地にて復興に携われていらっしゃる方から生の声を拝聴し情報交換させて頂くために、7月25〜26日に自民党県議団一期生の有志9名で宮城県を視察しました。
訪問したのは宮城県庁、宮城県東部地方振興事務所、石巻港。宮城県東部地方振興事務所は事務所自体が被災したため、専修大学石巻校の体育館を臨時事務所とされていました。

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こちらには福岡県庁から二名の職員が派遣されており仮堤防工事を担当しています。宮城県側からはスキルを持った職員の派遣については非常に高く評価して頂きました。

また宮城県庁においては渥美巌宮城県議会議員から県議会としての対応について説明を頂き、その後県庁危機対策課・復興計画課の方より宮城県が提案している震災復興計画についての説明などを頂きました。

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今回の震災において「想定外」という言葉自体がタブー視されましたが、渥美県議と県庁職員は口をそろえてやはりハード面ではどうしても対応に限界が有り避難意識の醸成が必要、と力説されていました。
また復興費用の負担について政府の対応が決まらない(7月26日時点)ために地元自治体の負担額が見えず、復興事業が進められないと嘆いていらっしゃいました。被災地の声を届けようと、地元自治体から国会議員へ意見陳述の機会を与えられた会議において、テレビカメラが引いたら間もなく退席する議員もいたとのエピソードを披露された際は我々からも思わず溜息が漏れた程です。

最後に、テレビなどではなかなか感じられない事でしたが、宮城県でも被害が大きくなかった仙台市街地においては人の出入りが活発でアーケード街や飲食店も結構賑わっているなぁという印象でした。人とカネが全国から被災地に集まり復興に向かっている感じがしました。これは嬉しい反面、今後の福岡県の事を考えると様々な影響を想定しなければならないと身が引き締まりました。